ある書籍を参考に,中学生10人ほどにAM放送のストレート・ラジオを作らせて見ました。
限られた時間の中だったので,中学生は完成させることができず,後始末をしてあげました。
原典では,アンテナコイルにトロイダルコアを使ったインダクタとしていたのですが,このたびは,AM用バーアンテナにしてみました。
そしたら,やはり教科書どおりと言うか,発振が起きてしまうのです。自分がバラックで自作したときは,レイアウト変えると何とか収めることができたのですが,ケースに入れるとなるとレイアウトの自由度もなくなり,完全には収拾できませんでした。
回路から漏れた磁束を,バーアンテナで拾っているに違いないと考えています。
教訓1
プロレベルの設計は,よく考えられている。尊重すべし。
教訓2
試作は,目的に応じて,バラックだけでなく,完成品まで行うべし。
大変な思いをしましたが,良い勉強になりました。
雑記帳
ストレートラジオのこと
AM用バーアンテナ
ストレートラジオにバーアンテナコイルを使ったことを書きましたが,これって,とっても断線しやすかったのですね。
ラジオを10個ほど作りましたが,6個も巻き戻したり,新品と交換する羽目になりました。仙台付近では,AM局が800kHz以上に集中しているので巻き戻して使用可能だったことはラッキーでした。
バーアンテナコイルを使うときは,リード線(特にコイルからの取り出し部)に力が加わらないように,早いうちに固定してしまうなど,やさしく扱ってあげましょう。
EXCELオートシェイプを画像ファイルにする方法
回路図をEXCELオートシェイプで作り,コピーしてペイントに貼り付けたら,歪みが出てしまいました。
PrtScでページコピーができますので,それをペイントに貼り付けたらうまくいきました。
EXCEL-ツール-オプションで,セル枠を非表示にできます。
宮城県,鈴木OMのご指導いただきました。TNX.
安価なDCアダプタで12Vを得る方法
初売りのおまけで,6VのDC電源アダプタを2個もらいました。
この端子電圧を直列接続して,12Vを得るのだそうです。
全く気がつきませんでしたし,言われても「そうかな?」と思ったくらいでした。
ある本に紹介されているのですが,感光基板の焼付け・現像が終わって,現像剤の洗浄後,基板をまた日光に2〜3分当てます。そしてエッチングします。エッチング液の洗浄後,ふたたび現像剤に浸すと,あ〜ら不思議,感光剤が溶けていきます。これで,きれいに基板が仕上がりました。
感光基板の感光剤をすっきり落とす
リード線折り曲げ冶具
何かで,リード線折り曲げ器が販売されているのを知りました。確かにあると便利そうです。
抵抗やダイオードのリード線の寸法を合わせて折り曲げるのは,じれったくもなります。また,きちんと寸法が合わないと,リード線が撚れて見た目が悪くなり,気分が良くありません。
買うほどの物でもないだろうと思い,ユニバーサル基板から切り出して写真のようなものを作ってみました。
作った意図としては,器具の両端を使って寸法を合わせて折り曲げようとしたのですが,いまひとつでした。
むしろ,器具内部の穴と一方の外縁を利用する方が,綺麗にできることがわかりました。
したがって,これから作られる方は,写真の斜め線の切断の必要はなく,ユニバーサル基板の穴が並んでいるどこか一列を切断するだけで,便利な冶具を手にすることができます。