光通信

赤外線モールス送受信機

小学生の夏休みの自由製作として,作らせて見ました。

初心者にユニバーサル基盤で作らせたので,かなり半田付けに苦労したこどももいましたが,なんとか動作確認までたどり着くことができました。苦労しながらも,楽しんでもらえたようでした。

通信距離は,6m弱です。自分で試作したときは3m位までしか確認してませんでしたので,ものを使うことにかけては,子供たちのほうが熱心なようです。

音を出すのにブザーの方が簡単なのですが,こども相手のためできるだけ安く上げるためにマルチバイブレータを使いました。全体で2000円程度で100円くらい違うので,大人は平気ですが,こども相手では大きいです。
それにしても,部品を安くしかも送料なしで買える1エリアの方々がうらやましいです。

また,送信部のスイッチも本格的なモールスではないので,安価なタクトスイッチを使いました。
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赤外線AM送受信機

送信機

受信機

 この回路で通信実験したら,わずか2mしか飛びませんでした。関連HPを参考にすると,以下を考慮する必要がありそうです。

1.距離を伸ばすには,光を最大限に活用するために,ます光学系の方が電気系よりも大切であること。
 (1) 送受信機とも,レンズの使用と,不要外来光の減衰を図るための,しっかりした筺体がないとどうしようもない。
 (2) ピント合わせに慣れるために,当面可視光を使う方が良さそうだ。
 (3) 距離が伸びる夜間に実験を行う技術水準に達するには,まだしばらくかかりそうだ。

2.電気回路の原理はこのままで良さそうだが,当然改良の余地がある。
 (1) 送信機の動作を精査して,PhDiに最大限のパワーを送り込めるようにすること。
 (2) フォトトランジスタは内部雑音が大きいく,PINダイオードが優れているとのことで,その回路を考える。
 (3) 送信出力の強化は,上記の問題が片付いたあとからで十分だろう。

麓から蔵王熊野岳山頂の神社をくっきり撮影した見事なデジカメ写真を見たことがあります。30km以上はあるでしょう。
少なくさも,その距離は飛ばないはずは無いと思うのですが。

2mしか飛ばないのなら室内で基礎データを取っておこうと思い,受信側で外来光を簡易遮蔽をしたら倍以上になりました。
簡易遮蔽といっても,ウイスキーの空箱の中に受信機を入れただけです。

 2006 Mar, 05 屋外 日中・天気晴れ, TLN101送信                    2m
     Mar, 12 屋内 日中・蛍光灯環境・簡易遮蔽,TLN101送信            5.3m
     Mar, 12 屋内 日中・蛍光灯環境・簡易遮蔽,ジャンクLED送信         7.7m

 なお,どこで間違えたか送信機のR3抵抗値が1桁小さくなっていました。幸い,今のところLEDは壊れてませんので,壊れたら修正したいと思います。