変更点
R3を100Ω,C3を10μFに変えています。C3の両端の電圧をVRの高抵抗で検出するLPF動作なので,
R3の抵抗値が大きいと動作の誤差も大きくなりそうでした。
とりあえず動作しました。何とか実用に耐えられそうです。
1. NE555の3pin出力は約1kHzの方形波です。教科書どおりです。
2. R3,C3のLPF出口では,ほぼ三角波で,TA7368P出力3pinまでリニアに増幅されます。
高調波が減衰していることが解ります。本当は,正弦波に近くならないかと考えたのですが,無理
だったようです。
3. SP入力端では,波形が少し丸くなりました。
C55を10μF以下にすると,基本波の減衰が大きくなって尖がり波形に変わります。
逆にC55を100μFにすると,丸くなった波形が三角波に近くなり,尖がりもできます。感覚的には,
さらに丸くなりそうなのですが,違ってました。
もう一つの疑問は,VR値を変えてもSP入力端の波形が変わることです。調べてみます。
出てきた音は,「プー」という感じで,金管楽器のような艶を感じる音です。
「ツー」という澄んだ音ではありませんが,「ビー」という耳障りな音でもありません。
この回路を基にして,実用設計をして見ます。