星座表示器

 ある方から,LEDの星座盤を作ってみたいとのリクエストをいただきました。
 当方は,星のことは全く知りません。ともかくも右のような表示器を想定して回路設計をして見ました。
 図の色別の○がLEDで,色が等級別のつもりですが,配置や等級の間違いは,修正してください。
 回路には,基本的な考え方を示してありますので,それを拡張すると実際に必要な規模のものが得られると思います。
 


 下の図が回路図です。

回路図

 電源・点灯スイッチ・LED・電流制限抵抗から構成されます。

 最初にひとつの前提があります。それは,発光ダイオードが全て5mAを流したときに同じ明るさになるとの仮定です。
 使用する発光ダイオードの色や種類によって,同じ明るさとなる電流値が異なってきますので,別ページの「便利帳/LEDの使い方」を見て適切な電流制限抵抗値を見つける必要があります。

 電源は,三端子レギュレータ7805を使い5Vを供給します。7805の入力側に10μFの電解コンデンサと0.1μFのセラミックコンデンサ,出力側には0.1μFのセラミックコンデンサを挿入します。
 安定した5Vを得るために,電池または直流電源として9V以上のものを用意してください。
 ここの5Vが安定していないと,スイッチを押したときに点灯するダイオードの個数(1つの星座の星の数)によって明るさが違ってくる恐れがあります。

 後は,スイッチを押したときに点灯するLEDに電流制限抵抗を介して接続するのですが,大切な回路処理があります。
 回路図のスイッチのすぐ下にダイオードがあります。このダイオード無しに結線をしてしまうと,線のつながっているダイオードが全て点灯してしまうのです。
 例えば,LEDR4は「冬の大三角形」と「オリオン」両方で点灯しますが,「冬の大三角形」のスイッチを押したときにはR4に繋がっている「オリオン」側のダイオードで電流がストップして,「オリオン」のR4以外の点灯を防いでいます。逆に「オリオン」のスイッチを押したときにはR4に繋がっている「冬の大三角形」側のダイオードで電流がストップして,「冬の大三角形」のR4以外の点灯を防いでいます。
 規模を大きくしていくときには,この点に注意してください。

 
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