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CQ社の2007年アクティビティ・アワード,Home madeの特記をするとのことなので,自作の送信機でと考えました。とりあえずは,2004年のCQ誌に連載された記事を参考にしたQRPからです。 少しは実験的な要素も含めてみたいと考えて,以下をオリジナルにしました。 |
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「どうか?」がいっぱいです。 この他,R4とR5もいったい何なのが判じかねています。 ともあれ,これで試してみたいと思います。 |
74HCシリーズのゲートICなどを使ったCW-QRP送信機が,良く雑誌に紹介されるようになりました。 これに,『VXOをかけられるか。』また,『IC1個とTr1個の2素子で500mWを楽に越える出力を得られるか。』を実験し,その結果下の回路で,7.033~7.022MHzの周波数可変範囲,および,1.2ワットの空中線出力を得ることができました。 3局のローカルに受信してもらったところ,チャピリもなく,高調波も感じられないとのことでした。 ゲートICを使った送信機にVXOをかけた例を見たことがありませんでしたので,VXOをかけられないかというのが発端でした。VXOの実験が終わって出力段の資料を調べるうち,Tr2石ではチャピリが出ないように通常500mW程度が限界という記述を目にしました。そこで,IC1個とTr1個の2素子で1W程度出せないかをも試してみました。 周波数可変範囲にはまだ余裕があるようであり,インダクタンスを増加させるとさらに広い周波数範囲で安定に発振できそうな感じです。 出力は限界に近いようで,ドライバとして使っているゲート5個の出力電圧が3V近くまで落ちています。ただし,ファイナルTrの選択によっては,出力を上げられるかも知れません。実際,2SC2690Aをファイナルとしたことにより,2SC3421のときの1.5倍程の出力を得ることができました。 |
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発振・励振・終段の3段構成ですが,トランジスタ3段ではより多くの同調回路や付属回路が必要なところを2素子で済ませていますので,かなりお手軽に1Wを得られていると思います。 5kΩのVRは,ベース電流の調整のために設けましたが,実際には0Ω導通状態で動作させています。また,R2(1Ω)は,コレクタ電流の監視用に設けたもので,実機では必要ないと思われます。結果として,調整個所無しで1Wを越える出力を得られています。 |